アストロスケール、みずほ銀行から10億円を追加調達--累計で約445億円

ニュース

アストロスケール、みずほ銀行から10億円を追加調達–累計で約445億円

2023.10.06 16:27

佐藤信彦

facebook X(旧Twitter) line

 アストロスケールホールディングス(東京都墨田区)は、シリーズG投資ラウンドで新たにみずほ銀行から10億円の資金を追加調達し、同ラウンドを終えた。シリーズG投資ラウンドの総調達額は約111億円、創業からの累計調達額は約445億円になった。

 アストロスケールは、持続可能な宇宙環境の実現を目指し、宇宙ゴミ(スペースデブリ)除去などの軌道上サービス提供に取り組む企業。2013年の創業以来、軌道上で増加し続けるデブリの低減策や除去策として、衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去(End-of-Life:EOL)、既存デブリの除去(Active Debris Removal:ADR)、寿命延長(Life Extension:LEX)、故障機や物体の観測・点検(In-Situ Space Situational Awareness:ISSA)などの技術開発を進めている。現在進行中の主なプロジェクトは以下の通り。

  • 英国宇宙庁(UKSA)と協業して運用が終了した衛星2機を除去するデブリ除去プログラム​「COSMIC」(関連記事その1その2
  • フランス国立宇宙研究センター(CNES)とのデブリ除去研究に関する契約(関連記事
  • 米宇宙システム軍団(Space Systems Command:SSC)から人工衛星に燃料補給できる衛星の開発業務(関連記事
  • ニュージーランドでの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」打ち上げ(関連記事

関連リンク
アストロスケールプレスリリース


Related Articles