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アストロスケール、NEDO「SBIR推進プログラム」採択–インターフェース技術開発

2022.01.19 08:00

UchuBizスタッフ

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 アストロスケール(東京都墨田区)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「SBIR推進プログラム」のフェーズ1に採択された。親会社のアストロスケールホールディングスが1月18日に発表した。

 SBIR(Small Business Innovation Research)推進プログラムは、政府が提示する研究開発テーマに取り組む中小企業やスタートアップ企業の研究開発と事業化を全3フェーズで支援することで、社会課題を解決すると同時に、我が国の産業競争力強化を目指すというもの。1テーマあたり1500万円以内。SBIR推進プログラムの実施先は以下の通り。

企業名テーマ
スマイルロボティクス人の動きを予測し協働する自律搬送ロボットシステムの開発
デバイスラボ大規模量子ビット制御に向けた極低温環境下での広帯域雑音計測技術開発
キュエルゲート型量子コンピューター向け小型でスケーラブルな制御装置とミドルウェアの開発
オーシャンアイズ沿岸域の海気象情報の効率的な取得・管理・共有システムの開発
SKウィンチ内航船の船員労務負荷低減と環境負荷低減を目指した陸上遠隔サポート技術
天地人深層学習による地表面温度プロダクトの開発と利活用分野の拡大
エビスマリン都市河川の底泥堆積問題を解決する小型浚渫技術
メトロウェザードップラー・ライダー観測網を活用したドローンなどの小型飛行物の検知
Singular Perturbations画像を用いた犯罪予測手法の開発と予測に基づく最適ルート策定アルゴリズムの性能評価
Phindex Technologies緊急時における機動的高精度位置トラッキングシステム
アストロスケール軌道上サービスにおけるインターフェース技術開発
ビー・アンド・プラス人工衛星への機器接続時の自由設置型ワイヤレスインターフェース技術の開発
シンクランド光干渉断層法を用いたCPSレーザー加工技術の開発
2021年度SBIR推進プログラムの実施先

 アストロスケールは、SBIR推進プログラムで重要項目の一つであるテーマ「宇宙開発における課題解決のための技術開発」で、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の除去、人工衛星の修理や寿命延長などの軌道上サービス事業の市場成長と競争力向上を実現させるための最適なサービスインターフェース仕様を比較検討するとともに、将来の衛星システム仕様を検討する。

 サービスインターフェース技術は、軌道上サービスを提供するための中核技術の一つと説明。サービスインターフェース技術の標準化はサービス市場拡大や他事業者との競争力向上をもたらす重要な手段と位置付けている。

 アストロスケールは、経済産業省から2021年7月に補正宇宙開発利用推進研究開発(宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術開発)を受託、宇宙船外汎用作業ロボットアーム・ハンド技術や自律制御技術、ロボット手先の転換を可能とするインターフェース技術を含むロボットシステムの研究開発を進めている。

 低軌道衛星の運用終了後の除去に備える標準化装備として、2021年11月に軽量で低コストのドッキングプレートを発表。これらの取り組みを通じて、軌道上サービスに対応するインターフェースの開発と標準実装の推進を加速させるとしている。


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