ニュース

インド月面探査機「チャンドラヤーン3号」休眠から復帰せず–夜の寒さに耐えられなかったか

2023.09.26 12:14

塚本直樹

facebook X(旧Twitter) line

 インド宇宙研究機関(ISRO)は月面探査機「Chandrayaan-3」(チャンドラヤーン3号)の休眠状態からの復帰を試みている。

出典:ISRO

 チャンドラヤーン3号は2023年8月に、月の南極付近への着陸に成功。着陸船「Vikram」と探査車「Pragyan」による2週間の探査活動を実施した後、月の夜の訪れとともに休眠状態に入った。

 ISROはVikramとPragyanと通信し、休眠状態から復帰させる試みを続けている。しかし、ISROによると9月22日時点で両探査機からの返信はなく、9月26日時点でも復帰したとの発表はない。

 月面では2週間ごとに昼と夜を繰り返すが、チャンドラヤーン3号は夜間のマイナス170度という極低温に耐えられなかった可能性もある。

 2週間の探査活動の間、チャンドラヤーン3号は月の南極付近の地表面温度の直接観測に成功したほか、硫黄の発見月の地震の観測など、多くの実績を残した。

関連リンク
ISRO / X

Related Articles