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インド探査機「チャンドラヤーン3」、月南極で硫黄を発見

2023.09.01 10:42

塚本直樹

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 インド宇宙機関(ISRO)の月面探査機「Chandrayaan-3」(チャンドラヤーン3)が月の南極付近で硫黄を発見した。

 Chandrayaan-3はインド時間7月14日に打ち上げられた探査機で、着陸船「Vikram」と探査車「Pragyan」から構成される。Vikramは温度を測定するペイロード「ChaSTE」にて、月南極付近の温度の測定に成功している

 今回の硫黄の発見は、Pragyanに搭載された科学ペイロード「レーザー誘起ブレークダウン分光法(LIBS)」によるものだ。

 LIBSはレーザーパルスでサンプルを気化し、発生するプラズマのスペクトルを分析して、サンプルの化学組成を調べるものだ。その結果、アルミニウムやカルシウム、クロム、鉄、マンガン、酸素、チタン、ケイ素といった物質とともに、硫黄を検出したという。

 硫黄は、建築材料や太陽電池、バッテリーなどのインフラに利用できる可能性がある。VikramとPragyanは月の南極付近で水の氷の調査を続けており、水素の存在の発見も期待されている。

(出典:ISRO)

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