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東京都、山間部で「スターリンク」の有効性を試験–奥多摩のキャンプ場でWi-Fi提供

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　東京都は、衛星インターネットの山間部での有効性などを確認するため、「Starlink」を使った実証試験を西多摩で9月22日から開始する。試験期間は2024年9月末までを予定している。

　Starlinkは、Space Exploration Technologies（SpaceX）が提供している衛星コンステレーションによるインターネット接続サービス。空がある程度開けた場所であれば、世界各地で利用できる。

　東京都は、Starlinkの通信試験を「都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村キャンプ場」内の宿泊施設ケビン「雲取山」で行う。通信速度や通信負荷などについて、四季を通じた気象条件などの影響を調べる。

　試験期間中は、施設の利用者にStarlink経由の無線LAN（Wi-Fi）インターネット接続サービスを提供。使用感をアンケート調査などして有効性を確認する。

　Starlinkを利用すると、光通信回線やモバイル通信サービスの提供が難しい地域でも、簡単にインターネットに接続できる。そのため、山間部や山小屋、船舶、航空機などで利用が広がっているほか、災害時の移動基地局としても活用されている。

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