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成層圏気球のWorld View、SPAC上場準備でリモートセンシング事業への注力をアピール
2023.02.09 08:30
気球による成層圏からの地上観測を予定しているWorld Viewは、株式公開に向けリモートセンシング事業への注力を表明している。
World Viewは、「Stratollite(ストラトライト)」と呼ばれる気球プラットフォームを開発している。この気球は5〜7cmという高解像度にて地上を45日間、継続的に観測することができる。また、赤外線やレーダーによる観測も視野に入れている。
World Viewは1月13日、レオ・ホールディングスという特別目的買収会社(SPAC)との合併により、株式を公開すると発表した。同社は今後数年間のターゲット市場として、観光ではなくリモートセンシング事業に重点を置くとしている。
World Viewは10年前、観光客向けに成層圏での気球飛行を提供するために設立された。2021年10月には10人乗りで最大12時間の飛行が可能な「Explorer Space Capsule」を発表したが、今回の発表ではそれについては触れられていない。一方で、同社は早ければ2024年に気球の初飛行を行うとしている。