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気球型宇宙船のSpace Perspective、観光フライト実施へ船舶購入–HISも提携

2022.11.22 14:59

塚本直樹

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 気球による宇宙飛行を計画しているSpace Perspectiveは、船舶からの観光フライトを実施すると発表した。

 Space Perspectiveの気球「Spaceship Neptune」は、内部に水素を充填し、時速約19kmで2時間かけて高度30kmまで上昇。その高度で2時間飛行し、ふたたび2時間かけて海上へと着水する。その内部には、豪華なラウンジ空間が設置される予定だ。また旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)はSpace Perspectiveと提携し、日本とカナダでの販売権契約を締結したと発表している。

 今回Space Perspectiveは、「MS Voyager」という船舶を購入。全長89mのこの船舶を「海上宇宙港」として、Spaceship Neptuneの打ち上げや着地に利用する。海上からの打ち上げでは、天候の良い場所からミッションを実施できること、海風にそって航行することで風の影響を受けにくいことにある。

 Space Perspectiveは2024年のミッション実施を予定しており、Spaceship Neptuneの座席を12万5000ドル(約1800万円)で販売している。またMS Voyagerではバイオ燃料を使用して二酸化炭素を削減することで、環境負荷の低減も計画している。

(出典:Space Perspective)

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