中国、宇宙ステーション完成に向け宇宙飛行士募集を開始

2022.10.06 07:00

　中国有人宇宙機関（China Manned Space Agency：CMSA）は現地時間10月2日、軌道上の新たな宇宙ステーションの完成に向け、第4陣となる宇宙飛行士の募集を開始した。

　中国は2020年にも、18人の宇宙飛行士の候補者を選出した。最終的には中国初の女性飛行士となる王氏を含めた3人が、中国宇宙ステーション「天宮」でのミッションを行った。

　今回の募集では、将来の宇宙飛行ミッションに参加する宇宙飛行士の候補者を12～14人選出することになる。内訳は7～8人がパイロット、5～6人が宇宙飛行士で、後者のうち最大2人はペイロードスペシャリストとなる。

　パイロットは人民解放軍から選出され、宇宙飛行士は宇宙関連分野の民間人が応募可能。今回は初めて、香港とマカオからの候補者も受け入れる。

　中国は現在、実験モジュール「問天（もんてん）」の10月末の打ち上げを予定している。問天を接続することで天宮は基本形が完成することとなる。

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