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中国人宇宙飛行士、宇宙ステーション新モジュールで初の船外活動

2022.09.05 16:55

塚本直樹

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 中国の有人宇宙船「神舟14号」で宇宙に行った2人の飛行士が9月1日、新実験モジュール「問天(もんてん)」で初の船外活動を実施した。

 中国は宇宙ステーションのコアモジュール「天和(てんわ)」を2021年4月に打ち上げ、運用している。2022年7月には、問天も打ち上げられた。2022年10月には、実験モジュール「夢天(むてん)」も打ち上げ予定となっている。

 中国の宇宙飛行士の陳東(チェン・ドン)氏と劉陽(リウ・ヤン)氏は問天の外壁の整備のため、6時間におよぶ宇宙遊泳を実施した。両氏は宇宙ステーションの拡張ポンプセットを設置、パノラマカメラを引き上げ、宇宙ステーションへの緊急帰還の手順をテストするなど一連の作業を実施した。長さ約5mの遠隔作業用のロボットアームも設置している。

 今回の宇宙遊泳では、問天のエアロックが初めて利用された。問天には微小重力下で科学実験を行うためのラックや22個のペイロードアダプターが外装に設置されている。

(出典:CMSA)
(出典:CMSA)

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