ニュース
関西電力、小型ロケット打ち上げのスペースワンへ出資–宇宙市場へ参入
2022.07.01 12:25
関西電力は、ベンチャー向け投資事業を行うグループ会社のK4 Ventures(K4V)を通じ、小型ロケットによる人工衛星打ち上げサービス提供を目指している企業、スペースワン(東京都港区)に出資した。
スペースワンは、和歌山県串本町に設けた自社運営のロケット射場「スペースポート紀伊」を使い、自社開発の小型ロケット「カイロス(Kii-based Advanced & Instant ROcket System:KAIROS)」で人工衛星の宇宙輸送サービスを事業展開する計画。2018年に、IHIエアロスペース、清水建設、キヤノン電子などが設立した。
スペースポート紀伊は、紀伊半島の南端近くにあり、東方向と南方向が太平洋で開けている。そのため、多様な軌道への人工衛星投入が可能という。カイロスの初号機は、2022年末に打ち上げる計画。
関西電力グループは、エネルギー供給や通信といった分野の技術を活用し、スペースワンの人工衛星打ち上げ事業を推進していく。