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【画像】NASAの有人月面探査「Artemis III」のロケット部品–2025年に打ち上げ予定

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　米航空宇宙局（NASA）の月面探査ミッション「Artemis III」で利用されるロケット部品がフロリダ州に到着している。

　Artemis IIIでは、宇宙飛行士による月面探査を予定してる。地球から宇宙への宇宙飛行士の打ち上げには、NASAの巨大ロケット「Space Launch System（SLS）」ロケットを利用する。一方で、月面への着陸や離陸にはSpace Exploration Technologies（SpaceX）の「Starship」を利用する。

　今回フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地に到着したのは、SLSロケットの上段となる「ICPS（Interim Cryogenic Propulsion Stage）」だ。ICPSの役割は「Orion」宇宙船に搭乗した宇宙飛行士を、地球低軌道から月へと向かう軌道に送り込むことにある。

　ICPSはケネディ宇宙センターに搬入される前に、NASAとBoeingによる最終チェックを受ける。Artemis IIIは2025年以降に打ち上げられる予定だ。なお「Artemis IV」以降からは、より強力な上段ステージとなる「Exploration Upper Stage（EUS）」が利用される。

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