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北海道大樹町やインターステラ、ふるさと納税を活用して資金を調達

2022.04.26 13:53

鈴木悠斗

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 北海道大樹町とインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は4月26日、クラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み「ガバメントクラウドファンディング」を利用し、大樹町の地方創生を目的としたプロジェクトを開始した。ガバメントクラウドファンディングを提供するトラストバンク(東京都渋谷区)が同日発表した。

 プロジェクトの募集期間は7月24日まで(延長の可能性もあり)、目標寄付金額は500万円。

 大樹町がガバメントクラウドファンディングで寄付を募る背景として「ロケット打ち上げに適した場所」であることが理由の一つという。同町は、35年以上前から「宇宙のまちづくり」に取り組んでおり。これまでに町内に1kmの滑走路がある多目的航空公園を整備し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学、民間企業などの実験が数多く行われているという。

 プロジェクトに参画しているインターステラテクノロジズも、大樹町に所在する。増え続ける人工衛星の需要に対し、衛星を運ぶロケットの数が足りない現在の課題解決を図ろうとしており、衛星をより安価でより高頻度に打ち上げられる、超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発を目指している。

 今回のプロジェクトで募った寄付金は、インターステラテクノロジズに補助金として交付し、ZEROの研究開発や設備投資、材料費、人材採用にかかる費用などに活用するという。大樹町内での雇用創出、観光振興などの地方創生も期待できるとしている。

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