瀬戸市、衛星データで漏水リスクを管理する「天地人コンパス 宇宙水道局」採用

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瀬戸市、衛星データで漏水リスクを管理する「天地人コンパス 宇宙水道局」採用

2023.06.22 17:33

佐藤信彦

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 JAXAベンチャーである天地人(東京都港区)は、衛星データを活用した同社の漏水リスク管理システム「天地人コンパス 宇宙水道局」が、愛知県瀬戸市の都市整備部水道課に採用されたと発表した。

 オンラインの地理情報システム(Geographic Information System:GIS)プラットフォームである「天地人コンパス」をベースにした天地人コンパス 宇宙水道局は、宇宙ビッグデータを活用して水道管の漏水リスクを管理するためのシステム。複数の地球観測衛星から漏水に影響を及ぼすデータを取得し、水道管の材質や使用年数、漏水履歴といった水道管路データと組み合わせ、人工知能(AI)技術で解析する。これにより、約100m四方ごとに地区の漏水リスクを評価できるという。

漏水リスクを5段階に分けて色の違いで示す(出典:天地人)
漏水リスクを5段階に分けて色の違いで示す(出典:天地人)

 国内の自治体が同システムを採用したのは、これが福島県福島市に続き2例目。

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