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ソニーの衛星「EYE」、宇宙から地球を動画撮影–姿勢制御の対策が奏功

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　ソニーグループ（ソニー）の人工衛星「EYE」が宇宙から動画を撮影した。

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EYEから動画が届いたよ🎞️
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姿勢制御対策が奏功し、2日連続でＸバンドでの通信に成功……そして……初となるEYE撮影動画のダウンリンクに成功しました！！

たった3秒の動画ですが、宇宙に漂うEYEの息遣いが聞こえてくるようです。EYEは宇宙でこんな景色をみてるんだなあ🌏🛰#今日のEYE pic.twitter.com/D6jmoxbyVH

— Sony | STAR SPHERE (@STARSPHERE_Sony) June 9, 2023

　公式Twitterアカウントによると、動画は3月に撮影されたものだ。これまでは、4月14日に発表された姿勢制御の問題によりダウンリンクできずにいたが、姿勢制御の対策が奏功し、2日連続でX Bandでの通信に成功。そして今回、初となる撮影動画のダウンリンクに成功した。

　EYEは、「α」シリーズを手掛けるソニー製の高性能カメラを搭載した超小型衛星だ。同社が東京大学、宇宙航空開発研究機構（JAXA）とともに推進する「STAR SPHERE」プロジェクトの一環として開発した。1月3日に米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍施設から打ち上げに成功し、2月2日に宇宙からの写真撮影に成功していた。

　当初は地球を1周する約95分間の中から任意の10分間、カメラワークを全てユーザーが指定し、静止画や動画を撮影できる遠隔撮影サービスなどを予定していたが、前述の姿勢制御の問題によって、想定通りの撮影サービスの提供は難しいと判断。「新たな宇宙感動体験を共有させていただくべく、メンバー一同、知恵を絞っている」状況となっている。