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JAXA宇宙飛行士候補者、10人が第2次選抜合格–女性2人、1月から第3次選抜

2022.12.23 17:12

飯塚直

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月23日、宇宙飛行士候補者の第2次選抜試験の合格者数は10人と発表した。内訳は男性が8人(80%)、女性が2人(20%)。第1次選抜者の合格者は50人だった。

 第2次選抜合格者を年代別にみると、20代以下は1人(10%)、30代は7人(70%)、40代は2人(20%)。50代と60代以上での合格者はいない。

第2次選抜合格者(年齢は12月末時点)
総数50
20代以下1(10.0%)
30代7(70.0%)
40代2(20.0%)
50代0(0.0%)
60代以上0(0.0%)
JAXA 2021年度宇宙飛行士候補者 第2次選抜合格者 年代別内訳

 第1次選抜は一次医学検査や医学特性検査、プレゼンテーション試験、資質特性検査、運用技量試験が行われた。

 第2次選抜では、二次医学検査や医学特性検査、面接試験(英語、資質特性、プレゼンテーション)が約1週間かけて行われた。

 第3次選抜は、三次医学検査や医学特性検査、資質特性検査、運用技量試験に加え、総合や英語、プレゼンテーションによる面接試験が行われる。各種検査と技量試験は、2023年1月頃に約3週間で予定。面接試験は、2023年2月頃に約2日間で行われるという。日本国内(JAXA筑波宇宙センター、JAXA東京事務所など)と海外で実施する予定となっている。

第1次選抜合格者第0次選抜合格者(参考)書類選抜合格者(参考)応募者
総数5020522664127
20代以下12(24.0%)61(29.8%)483(21.3%)811(19.7%)
30代30(60.0%)107(52.2%)1084(47.8%)1850(44.8%)
40代8(16.0%)31(15.1%)513(22.6%)973(23.6%)
50代0(0.0%)6(2.9%)163(7.2%)424(10.3%)
60代以上0(0.0%)0(0.0%)23(1.0%)69(1.7%)
JAXA 2021年度宇宙飛行士候補者 選抜試験 年代別内訳

 JAXAによると、今回募集する宇宙飛行士候補者が宇宙飛行士として認定され、特定の搭乗業務に指名された場合、最大6カ月間程度の国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在、月周回有人拠点「Gateway」や月面での活動が見込まれているという。

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