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ISSへの民間宇宙飛行には元宇宙飛行士の添乗を–NASAが提言

2022.08.05 07:30

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)は国際宇宙ステーション(ISS)への民間宇宙飛行士によるミッションに対し、経験豊富な元宇宙飛行士が添乗することを義務付けるように提言している。

 かつて宇宙飛行といえば、NASAなどの政府機関が取り仕切っていたが、近年は民間宇宙企業の躍進により、数多くの民間人が宇宙空間に滞在することになった。4月にISSへの宇宙飛行ミッション「Axiom Mission 1(Ax-1)」では、3人の民間人と元NASA宇宙飛行士のMichael López-Alegría氏が参加し、ISSへと搭乗した。

 López-Alegría氏は民間人との宇宙飛行について、「非常に大変な作業で、ISSの宇宙飛行士のスケジュールにも影響を与えた」と述べている。また「興味深いことに民間人の乗員は(元NASAの宇宙飛行士を除いて)他の乗員に宇宙飛行の経験がないことを望んでいる」とも付けくわえている。

 今回の提言は、まだ確定したものではない。もし、これが承認されれば、飛行前の準備からミッション完了まで、元NASAの宇宙飛行士が民間の宇宙飛行士を指導することになる。これにより、ISSの運用と宇宙飛行士に対するリスクを低減することができる。

 今秋に予定されている「Axiom Mission 2(Ax-2)」ミッションでも、元NASA宇宙飛行士のPeggy Whitson氏が同乗する予定だ。

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