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月面での火災実験、中国の有人月面探査–3分で読める先週の宇宙トピックまとめ(7月17日~23日)

2023.07.24 17:56

塚本直樹

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 中国による月面着陸計画から、月面での火災実験計画、Rocket Labのロケット打ち上げから回収まで、先週1週間(2023年7月17日~7月23日)に掲載したニュースから注目すべき3本をまとめた。

中国の有人月面探査、着陸船と飛行士を分けて打ち上げ–軌道上でドッキング

(出典:DSEL)

 中国が2030年までの実施を予定している有人月面探査では、2回のロケット打ち上げが予定されている。1回目には月着陸船を打ち上げ、その後に宇宙船で宇宙飛行士を輸送。宇宙飛行士は軌道上で、着陸船に移動することになる。

 さらに、月探査にも利用される次世代宇宙船を、2027年から2028年にかけて打ち上げる意向もしめした。

月面で火災実験、NASAが意欲–月輸送サービスを活用

(出典:NASA Glenn Research Center)

 米航空宇宙局(NASA)のグレン研究センターの責任者は、月面における火災実験の実施に向けた取り組みについて言及した。NASAは今年8月にも「Cygnus」貨物船にて、宇宙船火災実験「Saffire-VI」を実施する予定だ。

Rocket Lab、「Electron」打ち上げ–ブースター回収、「Starling」衛星など搭載

(出典:Rocket Lab)

 Rocket Labが現地時間7月17日、「Electron」ロケットの打ち上げを実施した。ロケットは7機の小型衛星を予定軌道へと投入し、ブースターの海上での回収も成功した。

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