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中国の有人月面探査、着陸船と飛行士を分けて打ち上げ–軌道上でドッキング

2023.07.19 12:18

塚本直樹

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 中国が2030年までの実施を計画している有人月面探査では、2回のロケット打ち上げを予定しているようだ。中国有人宇宙機関(China Manned Space Agency:CMSA)の話としてロイター通信が報じた

出典:DSEL

 報道によると、中国の有人月面探査では、2回に分けてロケットが打ち上げられる。1回目には月着陸船を打ち上げる。その後、飛行士が乗る宇宙船を打ち上げる。着陸船と宇宙船は軌道上へ合体し、飛行士が着陸船へ移動する。

 「2回のロケットによる計画は、飛行士と着陸船の両方を打ち上げるのに十分なパワーを持つロケットを開発するという、中国の長年の技術的ハードルを克服するものだ」と、CMSAはロイターに伝えている。

 中国はロシアなどと、2023年代に月面基地を建設する「国際月面研究ステーション(ILRS)」計画を進めている。

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