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ISS宇宙飛行士、ソユーズ冷却水漏れで約1年間の滞在も視野に
2023.01.23 15:58
国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している3人の宇宙飛行士の滞在期間が、1年にまで延長される可能性が出てきた。
現在ISSでは、接続された宇宙船「Soyuz(ソユーズ)」にて冷却水の漏洩問題が発生している。このトラブルを受け、ロシアのROSCOSMOS(ロスコスモス)はSoyuzの次回打ち上げの前倒しを決定。また、SpaceX(スペースX)の「Dragon(ドラゴン)」宇宙船の改造もすすめられている。
ISSに滞在しているNASAのFrank Rubio(フランク・ルビオ)飛行士、ロシアのSergey Prokopyev(セルゲイ・プロコピエフ)飛行士、Dmitry Petelin(ドミトリー・ペテリン)飛行士は、昨年9月にSoyuzにてISSに打ち上げられた。そして今年3月には、地球に帰還する予定だった。
先述のように2月には新たなSoyuzが到着する予定だが、3人の宇宙飛行士がISSを離れるのは、追加の3人の宇宙飛行士がISSに到着してからとなる。NASAの運用統合マネージャーであるDina Contella(ディナ・コンテラ)氏は、「3人の宇宙飛行士はおそらく9月下旬に地球に帰還するまで、さらに数カ月ISSにとどまる予定だ」と述べている。