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ロシア、ISS飛行士帰還用のソユーズ打ち上げへ–冷却トラブル発生受け

　ロシアのROSCOSMOSと米宇宙航空局（NASA）は米国時間1月11日、冷却水の漏洩問題が発生している国際宇宙ステーション（ISS）に向けて、新たな「Soyuz（ソユーズ）」宇宙船を打ち上げると発表した。

　現在ISSでは、係留されたSoyuzから冷却水が漏洩する問題が発生している。宇宙飛行士の生命維持に問題は発生していないが、原因はいまだ判明していない。また、ISSの宇宙飛行士が地球に帰還するための代替手段が模索されていた。

　今回の発表によれば、ロシアは2月20日にバイコヌール宇宙基地から無人のSoyuzを打ち上げる。これにより、ISSの宇宙飛行士が地球へと帰還する手段を確保する予定だ。同宇宙船は3月に打ち上げる予定だったものを、スケジュールを早めるかたちとなる。

　新たなSoyuzで地球へと帰還するのは、NASAのFrank Rubio（フランク・ルビオ）飛行士とロシアのSergey Prokopyev（セルゲイ・プロコピエフ）飛行士、Dmitry Petelin（ドミトリー・ペテリン）飛行士だ。3人の飛行士が帰還する時期については、まだ発表されていない。