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インド宇宙研究機関、OneWebのインターネット衛星を36機打ち上げ
2022.10.24 14:28
インド宇宙研究機関(ISRO)は現地時間10月22日、衛星インターネットサービスを提供するOneWebの人工衛星を「GSLV Mark III」ロケットにより36機打ち上げた。
OneWebは地球低軌道(LEO)に通信衛星を打ち上げ、高速かつ低遅延なインターネット通信の提供を目指している。ロシアのウクライナ侵攻によって「Soyuz」ロケットによる打ち上げは中止されていたが、ISROのロケットによる代替での打ち上げが以前に発表されていた。
22日の打ち上げは、シュリーハリコータのサティシュ・ダワン宇宙センターから実施された。OneWebの衛星は予定軌道へと、無事に投入されたことが発表されている。今回の打ち上げは、GSLV Mark IIIにとって2回目の打ち上げで、また同ロケットにとって初の多衛星投入ミッションでもあった。
OneWebは648機の衛星コンステレーションを構築しており、これまで426機が軌道へと投入されてきた。これまでの打ち上げはすべてArianespaceが運用を担当するSoyuzによって実施されてきたが、今後は今回の打ち上げを担当したインドのNSILや、Space Exploration Technologies Corp(SpaceX)による打ち上げが予定されている。