Viasat、ネット衛星「ViaSat-3」1号機の環境試験を開始–通信容量は1Tbps以上

2022.09.30 18:51

　衛星インターネットサービスを提供するViasatは米国時間9月29日、「ViaSat-3」の1号機が飛行前コンフィギュレーションとなり、環境試験を開始したと発表した。

　ViaSat-3は、「Ka」バンドによるインターネットサービスを全世界に提供するべく設計されている。開発はViaSatとBoeingが担当し、Boeingは衛星バスを提供、ViaSatはペイロードを開発する。

　環境試験は、打ち上げの際に発生する振動や音響環境をシミュレーションするものだ。ViaSat-3では、それぞれの衛星が1000Gbps（1Tbps）以上の通信容量があり、信号強度を高めるために大型の反射板を搭載している。

　ViaSat-3はSpace Exploration Technologies（SpaceX）のロケット「Falcon Heavy」での打ち上げが予定されている。初号機は、北米と南米をカバーすることになる。約半年後に打ち上げられる2号機は、欧州や中東、アフリカをカバーする予定だ。

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