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「Artemis I」ロケット組立棟で小規模な火災–10月中の打ち上げは「難しい」

2022.09.29 11:10

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の月探査ミッション「Artemis I」で使用される「Space Launch System(SLS)」ロケットの組立棟で米国時間9月26日、小規模な火災が発生した。

 もともと8月29日の打ち上げを予定していたSLSだが、技術的な問題から、打ち上げが度々延期されてきた。現在はハリケーン「Ian」が接近してきたことを受けて、発射台から組立棟に移動された。

 今回の火災は、SLSが組立棟に到着してから2時間半後に発生。ケネディ宇宙センターの職員によれば、従業員は避難しており、負傷者は報告されておらず、組立棟やSLSにも被害は発生していないという。

 火災の原因は、組立棟の「High Bay 3」の壁にある40ボルトの電気パネルが燃えたことだと報じられている。詳細については現在調査中だが、火災がSLSに接近することはなかった。

 組立棟に戻されたSLSは、今後いくつかの作業が実施される予定だ。再度の打ち上げ次期についてNASAの探査システム開発担当局長 James Free氏は「10月の打ち上げは中止されたわけではないが、難しいだろう」と述べている。

(出典:NASA/Joel Kowsky)
(出典:NASA/Joel Kowsky)

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