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ULA、大型ロケットで米偵察衛星を打ち上げ–バンデンバーグからは今回が最後

2022.09.26 17:32

塚本直樹

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 United Launch Alliance(ULA)は米国時間9月24日、大型ロケット「Delta IV Heavy」で米国のスパイ衛星「NROL-91」を打ち上げた。

 カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地から実施された今回のミッションでは、米国家偵察局(NRO)の偵察衛星が打ち上げられた。ミッションの詳細は非公開となっている。

 NROによるミッション詳細によれば、NROL-91は「米国の政策立案、情報機関、国防総省に情報データを提供するという、国家安全保障ミッションを支援する」と説明されている。

 Delta IV Heavyは2004年から運用が開始されたロケットで、地球低軌道(LEO)に約28トンのペイロードを投入することができる。今回は、同ロケットにとって14回目の打ち上げとなった。ほとんどのミッションはNRO関連だったが、それ以外にも米航空宇宙局(NASA)の科学探査ミッションも手掛けている。

 バンデンバーグ宇宙軍基地からのDelta IV Heavyの打ち上げは、今回が最後となる。同ロケットはさらに2回のミッションを実施した後に、退役する予定だ。ULAはその後継として、大型ロケット「Vulcan Centaur」を2020年末までに導入する。

(出典:ULA)
(出典:ULA)

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