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ロシア、米国のスパイ衛星を追跡する衛星を打ち上げたと専門家

2022.08.05 15:59

塚本直樹

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 ロシアが現地時間8月1日に打ち上げた人工衛星「Kosmos 2558」のミッションが、米国のスパイ衛星を追跡することであるとの観測を、オランダを拠点とする衛星専門家のMarco Langbroek氏が報告している。

 Langbroek氏によれば、Kosmos 2558は打ち上げの前から、他の衛星を追跡するのがミッションであると噂されていた。さらにその投入軌道面が、2月にSpace Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットで打ち上げられた米国のスパイ衛星「USA 326」と同一であることも、その推測を裏付けている。

 もし特別なマヌーバ(機動)を行わなければ、両衛星は8月4日にも最短75kmまで接近していたことになる。

 なお、スパイ衛星を追跡するという事象は、今回が初めてではない。2020年初頭にもロシアの2機の衛星が、米国のスパイ衛星「USA 245」から約160kmの位置まで接近していた。この接近に関し、米国宇宙軍の担当者は不快感を表明していた。

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