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SpaceX、9月末の打ち上げに向け損傷した「Falcon 9」を修理–橋に衝突

2022.08.05 15:34

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は米航空宇宙局(NASA)の次回の宇宙飛行士打ち上げミッション「Crew-5」に向け、損傷した「Falcon 9」ロケットの修理の詳細を共有した。

 Crew-5は日本人の若田光一氏を含む、4人の宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)を目指すミッションだ。輸送中のFalcon 9が7月中旬に橋に衝突したことが原因でミッションは延期され、現在は9月29日以降の打ち上げを目指している。

 8月4日に開催されたブリーフィングによれば、損傷したのはFalcon 9の第1段ブースターだという。ロケットはカリフォルニア州ホーソーンにあるSpaceXの製造施設から、テキサス州マグレガーにある試験施設へと輸送する最中だった。

 説明によれば、Falcon 9のダメージはかなり軽微なもので、第1段の複合材インターステージと他の部品の一部が交換されることとなった。修理のプロセスについては、宇宙飛行士とも詳細が共有されている。

 Crew-5はロシア人宇宙飛行士がアメリカの商業宇宙船に初めて登場するという意味でも、注目されている。ロシアは新たな宇宙ステーションの建造後にISS計画からの離脱を表明しており、NASAとも離脱に関して交渉が進められているという。

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