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月面での商用電力供給サービス、Astroboticが発表–垂直ソーラーパネルを活用

2022.09.21 18:13

塚本直樹

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 宇宙開発企業のAstroboticは現地時間9月19日、月面において顧客に電力を供給する商用サービス「LunaGrid」を発表した。

 LunaGridは垂直に設置されたソーラーパネルとローバー(探査車)を利用し、月の南極にて顧客に電力を提供するというアイデアだ。Astroboticによれば、同サービスは月面で長期的なインフラ構築を予定する顧客に向けたものだとしている。

 ソーラーパネルは約10キロワットの発電が可能だ。生成された電力はテザーローバーを経由し、ワイヤレス送電技術によって顧客へと提供される。テザーローバーは必要に応じて移動することができ、発電規模も必要に応じて拡大できる。

 AstroboticのLunaGridは2028年の運用が計画されている。また米航空宇宙局(NASA)の「Artemis」ミッションなどで、より早い時期に提供される可能性もある。

 月探査ロボットなどを開発するAstroboticは、今月初旬には米航空宇宙局(NASA)による、垂直型ソーラーアレイ(太陽光発電システム)にも選定されている

(出典:Astrobotic)

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