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Eutelsat史上最大の通信衛星、軌道に投入–500Gbpsで通信可能

2022.09.09 07:00

塚本直樹

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 欧州宇宙開発企業のArianespaceは現地時間9月7日、「Ariane 5」ロケットで通信企業Eutelsatにとって最も大きな通信衛星を打ち上げた

 Arianespaceは、フランスやドイツ、イタリアなどの各国が出資して運営する、ロケット打ち上げ企業だ。その主力ロケットは、全長59mのAriane 5となる。Eutelsatはフランスを拠点とする通信企業。

 今回Ariane 5がフランス領ギアナの射場から打ち上げた通信衛星「Eutelsat Konnect VHTS」は高さ29フィート(約8.8m)、重さ6.4トン。衛星は、静止トランスファー軌道へと投入されている。

 Eutelsat Konnec VHTSは500Gbpsでの通信が可能で、欧州全域で通信サービスを提供する。Arianespaceの説明では、「性能とコストにおいて光ファイバーに匹敵するサービスを提供し、デジタルデバイドの解消に貢献する」としている。

 Eutelsat Konnect VHTSは、15年間の運用期間が設定されている。今回の打ち上げはArianespaceにとって今年で3回目、そしてAriane 5にとって2回目の打ち上げとなった。Arianespaceは、現在後継ロケットとなる「Ariane 6」の開発を進めている。

(出典:Arianespace)
(出典:Arianespace)

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