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NTTとスカパーJSATの合弁会社、地球観測市場向け光データリレーを米企業と検討

2022.09.07 12:16

飯塚直

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 日本電信電話(NTT)とスカパーJSATによる合弁会社であるSpace Compassは9月6日、米Skyloom Global Corporationと地球観測市場向け光データリレーサービスについて、協業に向けた検討に合意したと発表した。

 今後、Skyloom Global Corporationの最先端通信ネットワークシステム技術を活用し、2024年にアジア上空の静止軌道(Geostationary Earth Orbit:GEO) に光データリレー衛星の初号機を打ち上げ、順次衛星を投入していく。2026年までに、地球をグローバルにカバーしたサービス展開視野に、協業に向けた検討を進めていくという。

 国内外の地球観測衛星事業者は特に、低軌道(Low Earth Orbit:LEO)で各社コンステレーション規模の拡大を進めており、膨大なデータ量を生成している。

 両社のシステムは、GEO衛星を経由した光通信で効率の良い即時伝送が可能だとしている。

GEO衛星によるサービスイメージ(出典:Space Compass)
GEO衛星によるサービスイメージ(出典:Space Compass)

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