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NTTとスカパーJSATの合弁会社Space Compass、業務開始–宇宙データセンターなど

2022.07.21 15:14

鈴木悠斗

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 日本電信電話(NTT)とスカパーJSATの合弁会社Space Compass(東京都千代田区)が7月20日、業務を開始したと発表(PDF)した。宇宙統合コンピューティングネットワーク構想の第1歩として、宇宙データセンターや宇宙での無線アクセス網(Radio Access Network:RAN)などの事業に取り組む。

 代表取締役 共同最高経営責任者(Co-CEO)は、NTTの堀茂弘氏(研究企画部門 R&Dビジョン担当 担当部長)とスカパーJSATの松藤浩一郎氏(執行役員 経営企画部門 経営企画部長)が務める。資本金は180億円(資本準備金を含む)で順次増資予定。

 設立日の7月20日は、アポロ11号で人類が月面に初めて一歩を記した「月面着陸の日」。発表では、アポロ計画が実現するまで荒唐無稽な計画であるといった非難の声もあったことに触れ、「しかし、そうした試練を乗り越え、成功にひたむきに進んだ人がいたからこそ、今があり、そして今後の月面への人類の挑戦、さらにその先へとバトンがつながります。宇宙統合コンピューティングネットワーク構想も壮大な計画ですが、われわれはその必要と実現可能性を心から信じております」と解説した。

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