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北海道・帯広の自動車販売店に「ロケットひろば」–インターステラ協力
2022.09.06 15:22
観測ロケット「MOMO」と超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」を開発、製造するインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は帯広日産自動車(北海道帯広市)が帯広市内のディーラーショールーム内に開設した「ロケットひろば」の企画制作に全面協力している。9月6日に発表した。
同社によると、同企画は「誰もが宇宙に手が届く未来をつくる」という同社のビジョンと、「地域の子どもたちが宇宙に出会う空間を作りたい」という帯広日産自動車の想いが合致したことから実現したと説明。同社が拠点を置く北海道大樹町以外では初の常設展示になる。
ロケットひろば(広さ約110m2)は、北海道十勝の農業や観光に続く次の産業となりうる宇宙産業を応援するため、帯広日産自動車がドーム店のキッズコーナーを改装して新設。宇宙に関する常設展示のほか、動画や絵本、遊具などを通じて、宇宙産業に身近に触れられる空間になっているという。
展示には同社のほか、北海道大樹町や宇宙港「北海道スペースポート」を推進するSPACE COTAN(北海道大樹町)が協力。インターステラテクノロジズの前身となる「なつのロケット団」時代に打ち上げたロケット「ゆきあかり」(全長3.8m、2011年12月打上げ)の実機を展示。設計から製造まですべてを自社で一気通貫で手がける同社の技術が感じられるロケット部品も壁に掲示されるという。
帯広日産自動車 ドーム店(帯広市西7条南20丁目1番地)の営業時間は午前10時から午後6時。定休日は、第一月曜日、火曜日、その他(ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など)。