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Rocket Lab、回収エンジンの点火テストに成功–ロケット再使用に一歩近づく

2022.09.06 07:30

塚本直樹

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 ニュージーランドをベースとする宇宙関連企業のRocket Labは、「Electron」ロケットに搭載されるエンジン「Rutherford」の回収後の再点火に成功した。

 Electronは全長18mの小型ロケットで、300kgのペイロード(貨物)を打ち上げることが可能だ。Rocket Labはロケットのヘリコプターによる回収と、ロケットの再使用を計画している。ロケット下段にはRutherfordエンジンを9基、上段には1基搭載。さらにエンジン「Curie」を搭載した3段構成を選択することも可能だ。

 現地時間9月1日に実施されたエンジン点火テストでは、200秒の試験燃焼が実施された。テストの結果、Rutherfordは新品のエンジンと同等の性能を発揮したという。これにより、ロケットの再使用の実現にさらに一歩踏み出したことになる。

 このようなロケットの再使用は、Space Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」ですでに実施されている。Rocket Labはヘリコプターによるロケットの一時的な回収までしか成功していないが、海上へと落下した今回のRutherfordエンジンは無事に動作したことになる。

(出典:Rocket Lab)

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