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米宇宙軍、北極圏衛星打ち上げに向け地上局を建設

2022.09.02 17:09

塚本直樹

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 米宇宙軍は2023年の打ち上げを予定している「Space Norway」ミッションに向け、アラスカのクリア宇宙軍基地で地上局の建設を開始した。

 Space Norwayでは、「Enhanced Polar Systems-Recapitalization(EPS-R)」のペイロードを打ち上げる。これは2機の極域通信実験装置を含むもので、カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地からSpace Exploration Technologies(SpaceX)の「Falcon 9」ロケットで打ち上げる。地上局では、これらのペイロードをコントロールすることになる。

 EPS-RはNorthrop Grummanが開発したペイロードで、北極圏で活動する米軍に安全な通信サービスを提供するのが目的だ。2機のEPS-Rは、同じくNorthrop Grummanが開発した2機の「Enhanced Polar Systems」衛星を補強するものとなる。

 EPS-Rの地上局と端末チームを束ねる中尉のTimothy Phelps氏は「EPS-Rシステムは極域の部隊と軍事サービスにとって重要である」と述べている。

(出典:U.S. Air National Guard)
(出典:U.S. Air National Guard)

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