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Orion Space、軌道上実験を米宇宙軍から受注–3機の小型衛星を開発

2022.08.18 07:30

塚本直樹

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 米Orion Space Solutionsは米国時間8月16日、静止軌道上での実証実験「Tetra-5」ミッションで3機の小型衛星の開発を米宇宙軍から受注したと発表した。

 Tetra-5は、宇宙空間での物体の検査に商業技術を活用する方法を模索するためのプロジェクト。同社の最高経営責任者(CEO)いわく「機内持ち込みバッグ2個分」ほどの大きさの人工衛星を約5年で納入するという。契約金額は4450万ドル(約60億円)となっている。

 Tetra-5の人工衛星にはランデブー(移動)や近接操作のためのセンサーと、燃料補給のためのドッキングインターフェースが搭載される。ドッキングインターフェースにはOrbit Fab、またはNorthrop Grummanのものが選択される。

 Orion Spaceは今回の小型衛星の開発に向け、Hera Systems、Booz Allen Hamilton、Scout Spaceといったパートナーと協力することになる。

出典:Orion Space

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