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米宇宙軍、宇宙での戦闘を想定した模擬戦–陸軍や空軍と共同で実施

2022.08.26 08:00

塚本直樹

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 米宇宙軍は8月8~19日に宇宙空間での戦闘を想定した模擬戦を陸軍や空軍と共同で実施した。訓練は「Space Flag 22-3」と呼ばれ、コロラド州のシュリーバー宇宙基地で実施された。

 米宇宙軍の発表によれば、訓練には約120人の隊員が参加。米宇宙軍の訓練教育部門となる宇宙訓練・即応コマンド(Space Training and Readiness Command:STARCOM)により実施された。

 Space Flag 22-3は「作戦上制限された環境」で「軌道上での戦闘を模擬した操縦と操作、複雑な天体力学」を考慮した訓練の機会を提供するもの。実際には、ライブとバーチャルの両方のシミュレーションで「宇宙における認識から情報収集、警告、監視、航行戦、軌道戦、衛星通信における戦闘戦術」が訓練された。

 今回の訓練でシミュレートされる脅威の種類は、宇宙軍と国防総省にとって差し迫った課題となっている。GPS衛星の妨害やスパイ衛星の目をくらますレーザーのような非破壊的なものから、破壊的なものまでさまざまだ。

 この演習は、国防総省の宇宙での演習としては初めて、統合訓練能力(Joint National Training Capability)として認定された。

(出典:U.S. Space Force)

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