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大阪・関西万博で7月10日、宇宙とつながるライブイベント開催–ISSの大西宇宙飛行士も生出演
2025.04.23 08:30
バスキュール(東京都港区)は国際宇宙ステーション(ISS)に開設している「KIBO宇宙放送局」を通じて、ISSと大阪・関西万博のEXPOホールをリアルタイムでつなぐライブイベント「KIBO SPACE LIVE in EXPO2025」を7月10日に開催する。4月22日に発表した。
KIBO宇宙放送局は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が協力して、日本実験棟(JEM)「きぼう」に開設された世界で唯一の双方向配信スタジオ。2020年の開局以来、民間企業や教育機関と連携して、これまでに10回以上のライブイベントを成功させている。
ISSは約90分で地球を1周する。通常は昼の青い地球と夜の暗い地球を上空を通過するが、7月10日は、昼も夜も太陽光が途切れない「白夜」に似た軌道条件にあり、EXPOホールの大スクリーンには終始、ISSから届く青い地球が映り続けるという。
ISSが日本上空付近を通過すれば、日本列島が鮮明に映るチャンスも期待できるとしている。ライブイベントには環境省も協力、地球のライブ映像に衛星観測データを拡張現実(AR)技術で表示する世界初の試みにも挑戦する。
ライブイベントには、現在コマンダー(船長)としてISSに滞在している宇宙飛行士、大西卓哉氏も出演する。大西氏とリアルタイムにやり取りしたり、ISS内に設置されたディスプレイから地上に向けてメッセージを発信できる機会が来場者に提供されるという。
