民間宇宙ステーション「スターラボ」に米ソフトウェア企業パランティアが参加

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民間宇宙ステーション「スターラボ」に米ソフトウェア企業パランティアが参加

2024.06.21 17:45

塚本直樹

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 民間宇宙ステーション「Starlab」を開発する米Starlab Spaceは現地時間6月20日、データ分析やAI(人工知能)技術を手がける米ソフトウェア企業Palantir Technologiesを戦略的なパートナーとして迎えると発表した。

 Starlabは米Voyager Spaceと米Lockheed Martin主導する民間宇宙ステーション。膨張モジュールやドッキングノード、衛星バスなどを備え、最大4人の宇宙飛行士の滞在が可能だ。

 Starlabの開発には欧州Airbusや米Northrop Grummanも参加。Starlab Spaceには日本の三菱商事資本参加している

 今回の契約でPalantirのソフトウェアを使用して、Starlabのソフトウェアベースのモデルを開発する。このソフトウェアはStarlabの運用を最適化し、潜在的な問題を検出し、予防保守のために使用されるという。

 「Palantirの先進的なAI技術は、宇宙ステーションの管理と運営に革命をもたらすだろう」とStarlab Spaceで最高経営責任者(CEO)を務めるTim Kopra氏は声明で述べた。「Palantirのデータ分析と予測モデリングの専門知識は、革新と効率を推進するだろう」

(出典:Starlab Space)
(出典:Starlab Space)

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Starlab Spaceプレスリリース(PR Newswire)
SpaceNews

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