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スペースX、スマホと直接通信可能な「スターリンク」衛星を軌道に投入
Space Exploration Technologies(SpaceX)は米国時間6月4日、衛星ブロードバンドサービス衛星「Starlink」を打ち上げた。
Starlinkは地球低軌道(LEO)に多数の衛星を打ち上げることで、高速かつ低遅延なブロードバンド接続を提供している。今後は、スマートフォンと衛星が直接通信する(一般的には「モバイルダイレクト」と言われている)機能「Direct to Call」が提供される予定だ。
Direct to Callは、既存のLTE対応スマートフォンで衛星通信サービスを直接使えるようにする機能。地球周回軌道上に基地局があるようなもので、スマートフォンのハードウェアやファームウェアを変更する必要はなく、特別なアプリも不要。
米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられた「Falcon 9」ロケットは、Direct to Callに対応する13機を含む20機を軌道に投入した。Falcon 9は大西洋上のドローン船「Just Read the Instructions」に着陸した。
SpaceXによれば、今回のFalcon 9にとって20回目の打ち上げと着陸になったという。SpaceXは2024年に58回の軌道打ち上げミッションを実施しており、そのうちの41回はStarlinkのミッションだった。