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ISS長期滞在を2回経験–古川聡宇宙飛行士のミッション報告会、6月23日に開催
2024.05.21 09:00
国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在していた宇宙飛行士の古川聡氏によるミッション報告会が東京大学・安田講堂で6月23日に開催される。観覧者の募集が5月20日から始まった。ウェブから申し込める。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の有人宇宙技術部門が5月20日に発表した。
古川氏はISSに「宇宙でしか見つけられない答えが、あるから」をテーマに2023年8月~2024年3月に滞在。長期滞在中は200以上の科学実験を実施。地上とリアルタイムに交信しながらISSでの実験を解説したり、地上にいる高校生などにクイズを出題したり、超小型衛星を放出したりといったこともこなしていた。
「スペースJAPANを応援しよう」というテーマのもとに開催されたリアルタイム交信イベントでは、小学生から大学生、宇宙事業に携わる民間企業を交えて、ISSにいる古川氏、地上にいるJAXA職員との対話を通じて、ISSでのミッションの特徴や意義などをさまざまな角度から伝えてきたという。
今回のミッション報告会では、古川氏が199日というISS長期滞在中に実施したミッションの成果の報告に加え、2度のISS長期滞在を経験して実感した宇宙での生活を経て起こった身体の変化、宇宙技術が地上の生活にどう役立っているのか、有人月探査への思いなどを古川氏から直接伝えるとしている。
報告会は古川氏のほかに宇宙大好き芸人のきくりん氏を交えたトークセッションなども企画されている。国山ハセン氏が司会を務める。
報告会は6月23日午後1時に開始予定。安田講堂以外でのパブリックビューイングの会場を現在募集している。