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ソニー超小型衛星「EYE」で宇宙から自由に撮影–第2回の募集開始、60組まで
2024.04.15 14:55
ソニーグループは4月15日、「STAR SPHERE」プロジェクトで運用する超小型人工衛星「EYE」を活用して宇宙から撮影できるサービス「宇宙撮影体験」の参加者の募集を開始した。第2回となる今回は、第1回の30組より枠を拡大して、60組を募集する。
宇宙撮影体験では、参加者自身が地球の周回軌道を飛行するEYEに撮影指示を送り、宇宙から撮影できるのが特徴。宇宙撮影体験の流れなどについてはウェブページで紹介されている。
宇宙からの撮影には、専門的な知識がなくても、EYEの今後の軌道を予測し、実際にEYEが見る宇宙の景色を体験できるウェブアプリケーション「EYEコネクト」を使用(PCとスマートフォンに対応)。アカウント(クルー)登録することで誰でも無料で利用が可能。
参加者は、宇宙空間でのEYEの位置やカメラアングルなどをシミュレーションしながら、カメラのシャッターを切る箇所をリクエストでき、後日、EYEが撮影した写真を1枚もらえる。
撮影アングルのズレや気象条件などから意図通りの撮影にはならない可能性があるほか、衛星の運用状況などから希望の日時や場所とは異なる撮影を提案する場合もあるとしている。
応募資格は日本国内に在住、今回の宇宙撮影体験でのアンケートやヒアリング、情報発信に協力できることを挙げている。
応募は4月22日午後11時59分まで受け付ける。4月25~26日に当選が発表される。撮影期間は5月9日~6月22日。
当選すると、内容や撮影のポイント、楽しみ方をオンラインの説明会(5月9日午後7~8時、5月10日午後7~8時)で知ることができる。説明会では、EYEやカメラの特徴も詳しく説明する「スペースフォトグラファー養成講座」と、宇宙旅行に行ったような記念の1枚を残したい人を対象にした「地球の見どころツアー」といったテーマが用意されている。オンラインの説明会後にEYEコネクトを使って、EYEに撮影をリクエストすることになる。
指定した日時の軌道上でEYEが後日、実際に写真を撮影する。撮影された複数のサムネイルから1枚を選んで、ダウンリンクする。撮影した写真は自由に使える。友人や家族とシェアしたり、印刷して飾ったり、自分専用のグッズを作ったり、自身で好きなように使用可能という。公式サイトの「宇宙視点ギャラリー」に体験記と写真が参加した証として残される。