ニュース
南カリフォルニア上空に火球–中国の宇宙船「神舟15号」軌道モジュールか
2024.04.04 07:30
中国が打ち上げた宇宙機に由来する物体が米国時間4月2日、南カリフォルニア上空で火球となって落下した。
今回落下したのは、2022年11月に打ち上げられた宇宙船「神舟15号」(Shenzhou 15)の軌道モジュールだと考えられている。神舟15は3人の宇宙飛行士を宇宙ステーション「天宮」(Tiangong)に運んだ。
神舟15号の軌道モジュールの重さは約1.5tで、宇宙飛行士に追加の科学実験のスペースを提供する。同モジュールは安全に地球へ帰ることはできないが、神舟の再突入モジュールには宇宙飛行士が搭乗し、地球に帰還する。
大気圏に落下した中国由来の物体は、今回が初めてではない。2022年11月には、中国の大型ロケット「長征5号B」が太平洋上で大気圏に再突入した。