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「デブリ落下、2年ごとに1人を殺傷」–米FAAの報告にSpaceXが反論

2023.10.13 11:13

塚本直樹

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 Space Exploration Technologies(SpaceX)は現地時間10月9日、米連邦航空委員会(FAA)による宇宙ゴミ(スペースデブリ)落下の危険性に関する報告書を非難した。

 FAAは現地時間10月5日、2035年までに地球低軌道(LEO)にある衛星コンステレーションから落下した破片が、2年ごとに誰かを死亡させる可能性があると報告していた。そして、デブリ落下のリスクの多くはStarlinkにあるとも述べた。さらに、年間0.0007%の割合で破片が航空機に衝突し、悲惨な事故を引き起こす可能性を指摘していた。

 しかしSpaceXは、現在までにStarlinkから発生した破片が一つもなく、またその部品は大気圏への再突入で完全に燃え尽きるように設計、製造されていると反論した。また、FAAの報告書は時代遅れの研究にもとづいた「大いに誤った分析」だと非難した。

 同報告書は、FAAが米国の非営利法人であるAerospace Corpに2021年に依頼したものだ。同法人は破片の落下による怪我や死亡リスクは年間0.6人だと結論づけていた。

(出典:SpaceX)

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