ニュース
アクセルスペース、62.4億円調達–地球観測サービス「AxelGlobe」に衛星を追加
2023.12.21 14:36
アクセルスペースホールディングス(東京都中央区)は12月21日、シリーズDラウンドとして第三者割当増資で約62.4億円を調達したことを発表した。株式調達の累計は約143億円。
子会社のアクセルスペースは現在5機で運用している、コンステレーション地球観測サービス「AxelGlobe」の衛星の数を増加させる。政府や民間事業者を対象にした小型衛星の開発、運用サービスを本格化させるとともに光データ中継衛星コンステレーションを構築する。
アクセルスペースは2008年創業。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術実証衛星を含む合計9機の小型人工衛星を開発してきている。
現在は、2015年からAxelGlobe事業を展開している。2022年に発表した「AxelLiner」事業の一環として、小型衛星の机上検討から設計製造、打ち上げ、軌道上運用までをワンストップで提供するサービスの実現に向けた研究開発を進めており、2024年にAxelLinerの実証衛星の打ち上げも予定している。
シリーズDの投資家は以下の通り。
- 三井住友銀行、SMBCベンチャーキャピタル・マネジメント、グローバル・ブレイン=SMBC-GBグロース1号投資事業有限責任組合
- 三井不動産、グローバル・ブレイン=31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースI事業
- ヤマトホールディングス、グローバル・ブレイン=YMT-GB投資事業有限責任組合
- エプソンクロスインベストメント、グローバル・ブレイン=EP-GB投資事業有限責任組合
- 慶應イノベーション・イニシアティブ=KII3号インパクト投資事業有限責任組合
- 東京理科大学イノベーション・キャピタル=TUSIC 投資事業有限責任組合
- 南都銀行、南都キャピタルパートナーズ=ナントCVC3号あけぼの投資事業有限責任組合
- パーソルベンチャーパートナーズ=雇用創造ファンド
- 西武信用金庫、西武しんきんキャピタル=西武しんきんキャピタル企業投資3号投資事業有限責任組合