インド宇宙研究機関、2047年までに月面基地を建設--長官がロードマップ明かす

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インド、2047年までに月面基地を建設–ISRO長官がロードマップ明かす

2023.12.08 17:55

塚本直樹

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 インド宇宙研究機関(ISRO)トップが2047年までに月面基地を建設する意向を表明したと、海外メディアのSpace.comが報じている

 インドは「Chandrayaan-3」ミッションで月面着陸に成功した5番目の国となった。インド首相のNarendra Modi氏は、2040年までに宇宙飛行士を月面に到達させると表明している

 現地時間11月28日に開かれた、インド地理学会とリモートセンシング学会のシンポジウムに出席したISRO長官のS. Somanath氏は、月面探査に向けた暫定的な統合ロードマップを発表した。これには、有人飛行計画「Gaganyaan」や新型ロケットの開発、ロボット着陸船の技術向上などが含まれる。

 インドの次世代ロケット(NGLV)は、米航空宇宙局(NASA)の月周辺有人拠点「Gateway」のほかに月での鉱物探査や観光での使用が想定されている。NGLVは部分的な再使用が可能となる予定だ。

(出典:NASA)
(出典:NASA)

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Space.com

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