日本橋で「衛星データ」のキホンを学べるイベント--11月30日と12月1日に開催

ニュース

日本橋で「衛星データ」のキホンを学べるイベント–11月30日と12月1日に開催

2023.11.27 15:20

飯塚直

facebook X(旧Twitter) line

 東京・日本橋で11月27日から始まった宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2023」で衛星地球観測コンソーシアム(CONSEO)は特別企画としてワークショップ「もくもくスクール」を開催する。11月16日に発表された。

 衛星データ解析や人工衛星について学べるというもくもくスクールは、衛星データ解析にかかる座学や起業講演、衛星地球観測にまつわる見識者による特別講義などを実施する。

 11月30日と12月1日に開催される。時間は午前10時~午後5時。参加費は無料。対象は専門学生や大学生、社会人を想定。CONSEOの会員でなくても誰でも参加可能。

 座学では衛星データの第一人者による限定講義を用意。1日目の11月30日には、アクセルスペースの太田祥宏氏(一般財団法人 衛星システム技術推進機構 調査主任)が登壇する、衛星での地球観測の基礎をまとめた「地球観測衛星概論」、パスコによる行政分野での衛星データ活用、一般財団法人 リモート・センシング技術センターの「地球環境系衛星データの利用事例紹介」が講演される。1日目の起業講演では、AIを活用し、衛星データを自動解析するための技術を開発するスペースシフト代表取締役の金本成生氏が登壇する。

 2日目の12月1日には、宇宙航空研究開発機構(JAXA) 第一宇宙技術部門衛星利用運用センター 技術領域主幹を務める村木祐介氏による「リモートセンシング概論 今さら聞けない!! 文系でもわかるリモートセンシングのキホン」、リモート・センシング技術センターによるデータ解析講座が講演される。

 衛星データ体験クラスでは、実際にPCを操作し、初心者向けの衛星データ分析体験やクラウドを活用した解析体験が可能だという。一部講座は事前登録制となっている。

スケジュール全体(出典:CONSEO)
1日目スケジュール(出典:CONSEO)
1日目スケジュール(出典:CONSEO)
2日目スケジュール(出典:CONSEO)
2日目スケジュール(出典:CONSEO)
2日目スケジュール(出典:CONSEO)
2日目スケジュール(出典:CONSEO)

 CONSEOは、衛星地球観測に関する政策を提言したり、共創活動したりする産学官によるコミュニティー(JAXA 第一宇宙技術部門が事務局を務めている)。日本の地球観測衛星の戦略を総合的にまとめ、具体的な連携活動を推進。新たな衛星データ利用によって社会に貢献することを目指し、2022年9月に設立。218団体が所属している(2023年11月現在)。

 SPACE WEEK 2023は、今回で3回目となる宇宙ビジネスイベント。日本の宇宙ビジネスの中心地となりつつある日本橋で開催され、国内外の宇宙産業を牽引する91の企業や団体、150人を超える登壇者が参加予定。5日間で計20の宇宙関連イベントを開催するという。

関連リンク
JAXA第一宇宙技術部門 案内
CONSEO案内
「もくもくスクール」応募フォーム

Related Articles