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Space BDの宇宙空間曝露サービス第3弾、11月上旬に打ち上げ–九工大など参加
2023.10.27 15:05
Space BD(東京都中央区)は10月26日、「スペースデリバリープロジェクト- RETURN to EARTH -」の第3弾を11月上旬に打ち上げると発表した。Space Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」で打ち上げる。
第3弾に参加する企業や機関は、大分県「宇宙活版印刷プロジェクト」、九州工業大学(工学部宇宙システム工学科)のロゴと学生の想いを印刷したアルミ板、ラーメン店「人類みな麺類」のラーメン素材(麺、スープ、ネギ、メンマ、チャーシュー、ラーメン丼素材)とロゴプレートなど。
同プロジェクトでは、国際宇宙ステーション(ISS)に接続されている日本実験棟(Japanese Experiment Module:JEM)「きぼう」の「中型曝露実験アダプター(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform:i-SEEP)」に搭載する「小型簡易曝露実験装置(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP:ExBAS)」(宇宙航空研究開発機構=JAXAと共同開発)を使用し、宇宙空間への材料などの曝露サービスを提供している。Space BDが広く参加団体を募り、対象品の選定から打ち上げ、地上回収までサポートしている。
第2弾ではアイドルグループ「JO1」のロゴなどを搭載した。第3弾の対象品は、船外プラットフォームの装置に搭載され、宇宙空間に約6カ月間触れさせた後、2024年夏頃に補給船で地球に帰還。2024年秋頃に手元に帰還する予定となっている。
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Space BDプレスリリース