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Space BD、ラーメン素材を宇宙へ打ち上げ–大阪・関西万博で披露

2023.03.17 12:23

佐藤信彦

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 Space BD(東京都中央区)は、ラーメン店「人類みな麺類」(大阪市淀川区)のラーメン素材やラーメン鉢の原材料、店舗内装のオブジェプレートを宇宙に打ち上げ、地球に帰還させると発表した。打ち上げにはSpace Exploration Technologies(SpaceX)のロケット「Falcon 9」を使用し、2023年度内に実施する予定。

 人類みな麺類は、ラーメン店を中心に飲食店を展開しているUNCHI(大阪市淀川区)の直営店舗。麺やスープ、ネギ、めんま、チャーシューといったラーメン素材、ラーメン鉢を作るための陶土は、地球帰還後にラーメンどんぶりにする。そして、1970年の大阪万博で人気を博した「『月の石』に倣い」、2025年開催予定の「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」でロゴプレートとともに披露するという。

 UNCHI代表取締役の松村貴大氏は「1番最初に火星にらーめん屋を出店する」としており、宇宙開発事業に取り組んでいる。月や火星に進出をするというビジョン実現への第一歩として、Space BDとコラボレーションするそうだ。

宇宙開発事業を開始(出典:UNCHI)

 ラーメン素材の打ち上げなどは、Space BDの宇宙空間への曝露サービス「スペースデリバリープロジェクト-RETURN to EARTH-」で行う。国際宇宙ステーション(ISS)に運び、日本実験棟「きぼう」の中型曝露実験アダプタ「i-SEEP」に搭載する簡易材料曝露実験ブラケット「ExBAS」を用いる。

ISSの「きぼう」で宇宙空間に曝露する(出典:Space BD)

 これまでRETURN to EARTHは、研究開発や教育、PR、エンタメなどの用途で利用されてきた。2023年度内には、アート作品を宇宙空間に曝露させ、NFT化して提供するプロジェクトの実施も予定している。

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