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NASA、太陽系外を飛行する探査機ボイジャーのソフトウェアを更新

2023.11.07 11:33

塚本直樹

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 米航空宇宙局(NASA)の探査機「Voyager 1(ボイジャー1号)」「Voyager 2(ボイジャー2号)」に対し、ソフトウェアアップデートを実施した。

 1977年に打ち上げられたVoyager 1とVoyager 2は、木星や土星を観測した後、太陽系を脱出。現在はそれぞれ、地球から約240億kmと約190億kmの地点を飛行している。

出典:NASA / JPL

 Voyager 1では2022年に、姿勢制御コンピューターが正常に動作しているにも関わらず、ステータスレポートが文字化けする問題が発生していた。これは姿勢制御システム(AACS)がコマンドを誤送信し、実行せずにコンピューターのメモリに書き込んでいたのが原因だ。

 さらに、Voyager 1とVoyager 2では、スラスターの細い配管に推進剤の残留物が蓄積してしまう問題が発生している。そこで、ソフトウェアップデートでは1回あたりのスラスター噴射時間を伸ばし、スラスターの噴射頻度を減らすことによって、配管が完全に詰まるのを数年遅らせるという。

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NASA

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