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NASA火星探査車「Perseverance」、自動運転の記録更新–759mを連続移動

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　米航空宇宙局（NASA）の火星探査車「Perseverance（パーサヴィアランス）」が、自動運転による走行記録を更新した。

　Perseveranceは2020年7月に打ち上げられ、火星にて岩石や堆積物などのサンプルを採取している。回収したサンプルは金属製のチューブに封入し、2033年の「Mars Sample Return（MSR）」ミッションで地球に持ち帰る予定だ。

　Perseveranceには自動ナビゲーションシステム「AutoNav」が搭載されており、岩石を避けながら移動できる。探査車は2023年6月下旬に「Snowdrift」と呼ばれる岩場に入り、7月下旬に岩場を出るまで、759mを自動運転で移動した。

　NASAは火星探査車における自動運転技術をテストしている。1997年の「Mars Pathfinder」の探査車は、13cmごとに停止しながら進む必要があった。一方で強力なカメラとコンピューターを搭載したPerseveranceは、停止することなく自動運転で移動できる。

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