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人類が半世紀ぶりに月面へ–「Artemis III」に向けてStarshipエンジンが燃焼試験を通過

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　Space Exploration Technologies Corp（SpaceX）の次世代ロケット「Starship」の「Raptor」エンジンが2023年8月、米航空宇宙局（NASA）の月面探査ミッション「Artemis III」に向けた燃焼試験に成功した。

　Starshipでは宇宙船部分の「Starship」に6基、ブースター部分の「Super Heavy」に33基のRaptorエンジンを搭載。2025年から2026年に予定されているArtemis IIIでは、宇宙飛行士を月面に降り立たせるためにStarshipが利用される。

Test of a Raptor Vacuum engine chilled to mimic conditions after a long coast period in space pic.twitter.com/o3kGEf9UtI

— SpaceX (@SpaceX) September 14, 2023

　アラバマ州にあるNASAのマーシャル宇宙飛行センターにて実施されたエンジン燃焼試験では、Raptorエンジンが約3秒間点火された。Artemis IIIミッションでは、Starshipが地球から打ち上げられた後に、宇宙空間でエンジンを再始動する必要がある。

　SpaceXが2023年4月に実施したテスト打ち上げでは、宇宙船とブースターの分離に失敗。現在は米連邦航空局（FAA）からの勧告に従い、57項目の修正を終えたとしている。ロイター通信の報道によれば、FAAからの認可は10月にも下りる可能性がある。

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